日韓通貨スワップ協定が継続されないことは

16 2月

 通貨の価値を守ることは、国家を守ることではないだろうか。

 それを、政治的な問題で破棄することは、最悪の愚策だ。

 有事においてドルを融通しあう日本と韓国の通貨諏訪ぷ協定が、2015年2月23日に期限を迎え、継続されないこととなった。
 
一時は700億ドルということで、それが日韓関係の悪化によって縮小され、最後の100億ドルもなくなることになる。

 韓国の外貨準備高は3000億ドルで、100億ドルは小さく見えるかもしれないが、通貨危機を迎えているロシアは5000億ドルから3000億ドルに減少したことを考えると、韓国の3000億ドルは十分とは言えない。

 通貨は国の格そのもので、(自国通貨を望んで下げる日本は不可思議な例外的な国であって)幾重にも信用と保証を積み重ねることによって通貨は維持されるが、日韓通貨スワップもその一つだった。

 自国通貨が切り崩されれば国民経済に深刻な影響を与えることは韓国が経験しているはずだ。

 それなのに通貨危機(自国通貨の切り下げ)を、自らがそのリスクに再度臨もうかとする政策は、国民を犠牲にした政治家自身の保身のためだけの愚策でしか無い。

 

 通貨の価値が揺らげば経済成長の土台が不安定になることになる。

 経済成長を望むのなら、自国通貨を守ることが何よりも優先される。

 国家ができる金融政策は、介入などによる通貨の操作を望むことではなく、互いに信用と保証を積み重ねる制度をつくることだ。

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