2014年 公認会計士論文試験合格者の監査法人への就職状況

23 11月

 2014年の公認会計士論文試験の合格発表があり、合格者数は1,102人で、前年比で76人下回った。

 今年は完全に売り手市場で、4大監査法人の東京事務所だけで、合格者数がすべて吸収されると予想されるほどだ。

 東京以外の地方事務所では、人物を選別して採用する余裕は無いだろう。

 

 受験生からすると、誰もが監査法人に就職できる環境は、就職できないために実務要件を満たすのが難しく合格しても公認会計士になれないとかもしれないという不安から解消される、かつ、今後の給与等の増加も見込めるため、理想的な状況だろう。

 採用する監査法人からすると、合格者が減ったため人を選ぶ余地がなったことから、好ましい状況とはいえない。

 

 今後も試験合格者の数は絞られるから、就職状況は変わらない。

 健全な競争環境による質の向上に寄与しているとはいえないが、公認会計士業界の目先の利益を満たしている。

 就職状況が改善して公認会計士を目指す者が増えるのなら、嬉しい事だが、果たして今の状況は10年後の業界にとって良いことだろうか。

就職状況だけ見れば売り手市場でも、社会的に、果たして良いことだろうか。

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