コミケという営業現場

18 8月

 好きなことに時間も資金も惜しまず、そして積極的に情報発信を好む者達が集う場所は、最大の営業現場だ。

 紅白歌合戦の壮大な衣装で有名な小林幸子が特別待遇をうけずにコミックマーケットで出店したが、1500枚のCDが2時間半で完売したようだ。

 コミケに参加したことについて、「落ちぶれた」というネット上の批判はあるが、最小の営業活動で最大の収穫を得た。

 

 草食系などの言葉で括られるように、若年層の購買意欲が脆弱だとしてマーケティング上困難とされている。

 それは、テレビや紙媒体などの旧来の「大人」のメディアを通じた手法が効果的で無くなっただけであって、購買意欲が従来と異なることを把握できていないだけだ。

 小林幸子氏はコミケに出店したことによって、若年層に対して1日だけで費用を掛けずにアプローチすることが出来た。

 コミケ参加者は50万人以上であるが、その参加者の情報発信によって50万人以上に無料で好感度を高める情報発信を連鎖したのだ。

 「大人」の世界の中でのマーケティングでは無く、若年層へ直接足を踏み入れるマーケティングが如何に有効であるかを小林幸子氏は証明した。

 

 テレビや紙媒体など「大人」が支配するマーケティングから、「大人」が支配できないネットやイベントが若年層への効果的なマーケティングとなった。

 「大人」のプライドで、最良の営業現場を失っていることは無意味ではないだろうか。

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