48年は長すぎる いわゆる袴田事件

28 3月

 2014年3月27日、袴田巌被告が釈放された。

 死刑が1980年に確定してから34年間、死の恐怖におびえながら刑務所で過ごす生活は、全く想像できない。

 

 支援者の主張と裁判所の発表によれば、捜査機関が重要な証拠をねつ造し、袴田氏を犯人に祭り上げたということだ。

 誤って袴田氏を犯人としてしまったのではなく、犯人に仕立て上げて死刑を求刑していたということで、正気の沙汰では無い。

 この正気の沙汰ではないことが起こったのは、警察・検察だけでなく、有罪率99%を支えている「疑わしきは有罪」の裁判所も同罪であるし、そうした法環境を容認しているマスコミや私たち国民も責任がある。

 

 警察・検察が無謬の絶対の正義という前提はすでに崩れていても、その建前は依然として残っている。

 「犯人」を逮捕して警察の発表やリークを「真実」として報道し、溜飲を下げる儀式は未だに健在だ。

 そういう点では、今も昔も全く何もかわっていない。

 

 袴田氏が無実であるということは、本当の犯人が大手を振って生活をしているということだ。

 袴田氏が逮捕されてから40年以上経っているのだから、すでにその本当の犯人はこの世にいないのかもしれない。

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