出口を目指すアメリカと、出口の見えない日本

23 12月

 FRBはテーパリングを決定し、450億ドルから350億ドルへ国債の買い入れを縮小することになった。

 アメリカ経済は、住宅着工数がリーマンショック前の数値に戻ってきており、回復基調が鮮明になってきた。

 来年以降も、労働生産人口の増加や、シェールガスなどのエネルギー革命により、力強く成長していくだろう。

 だから一部縮小をすることは適切であるし、バーナンキ議長からイエレン氏へ移る前に縮小をしたことは、イエレン氏の負担を減らし、政策決定の自由度を高めたのだから良い引き継ぎ決定だっただろう。

 

 対して日本はどうであろうか。

 アベノミクス・異次元緩和という名前の巨額の公共事業により、一時的に上向いているようになっているが、借金を増やす支出であるから長続きはしない。

 労働生産人口も減少し、イノベーションも起きていないのだから、先行きは全く不透明だ。

 頼みの綱はアメリカ経済の景気が上向くことであり、そのおこぼれにあずかることだけだ。

 景気の回復は起きていないのだから、公共事業の縮小という選択肢は来年以降もありえそうもない。

 それなのに景気が上向いてきたとして、支出を増やすように要望があがっているのだから驚きだ。(公共事業を続けるという点では、かわらないのだけれど。)

 支出を縮小し、消費税を20%程度には引き上げなければならないのだけれど、そうする兆候は全くない。

 永遠に借金を膨らませて公共事業を続けることはできない。

 出口では無く、破綻への入口に続く道を、まっすぐ歩いている。

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