ビジネスマンにとって魅力ある資格 公認会計士

15 5月

大畑伊知郎

【会計士に向いている人、向いていない人】

http://ameblo.jp/iohata/entry-11529926097.html

 「ビジネスマンとして成功する人は、会計士としても成功するだろうし、会計士として成功する人は、ビジネスマンとしても成功する、ということになりそうです。」

 

 法科大学院の殆どが定員割れをしていることや、会計士受験生が全盛期の半分以下になっていることなど、難関国家試験を目指す人の数が減っている。

 試験合格後の就職難や所得の低下を原因とし、試験制度の崩壊を論じる向きがあるが、全くそんなことは無い。

 国家資格は、公共の福祉に資するために国家が制度として認定しているものであって、社会から隔絶した制度ではない。

 社会からの要請に応えること、顧客からの需要に対応することが資格取得者に課せられていることである。

 ただこれは、資格取得者であろうが、資格を持たないビジネスマンであろうが全く変わることではない。

 資格は、ビジネスマンとして結果を出すうえでの武器であったり、欠点を補うものであったりするもので、ビジネスマンを超越した存在にするものではない。

 

 ブラザーズの市場調査部の「2013年社会人が取りたい資格ランキング!」にいて、公認会計士は2位であった。

(ちなみに1位は看護師)

 社会から必要とされない能力と評価されていたら、2位というランキングには間違ってもならない。

 (仕事のできる?)ビジネスマンにとって、公認会計士は労働市場での価値を高める手段として有益なのだろうし、それがランキング2位という評価になっているのだろう。

 しかし、実際の公認会計士は労働市場では有利な状況に置かれているとは言い難い。

 必要な能力と評価されているにもかかわらず、公認会計士が労働市場で評価されていないこのギャップが問題だ。

 

 労働市場での価値を高める為に、合格者を減らすべきという論調が、司法試験、公認会計士試験でも声高に主張されているが、合格者を減らしたとしても全く意味は無い。

 何故なら、資格自体は高く評価されているからだ。

 問題は、これからの受験生ではなく、私を含めた既存の資格取得者(合格者)だ。

 資格取得者を増やす減らすの議論ではなく、既存の資格取得者(合格者)が、ビジネスマンとしての存在価値を高める以外に労働市場での価値を向上させる術は無い。

 

 私自身、ビジネスマンとして至らない点を抱えていながらもたくさんのチャンスを与えてい頂いているのは、試験合格者という武器があるからだ。

 その意味で、私は試験に合格した利益を最大限享受している。

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2 Replies to “ビジネスマンにとって魅力ある資格 公認会計士

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    会計士資格を「難関国家資格」として捉えるか、「会計・財務の資格」として捉えるかだろうね。
    会計士資格のビジネススキルとしての有用性や人気の一方で未就職者問題で浮き彫りになったミスマッチを見る限りは、後者の視点での資格価値は健在だけど前者の視点の資格価値は皆無といっていいだろう。
    残念ながらブログ主さんの意見とは反対に現状は会計士試験をより難化・合格者数調整をして「合格者=原則監査法人就職」の図式を復活させている以上、
    前者視点で会計士資格を見直そうとしているけどね。
    もし後者の視点として会計士資格の意義を見出すなら、
    そもそも会計士試験の難易度を下げて(米国CPAぐらいにして)、
    「数年社会とコミュニケーション制限しないと受からない」今の状態を改善すべきかと。
    数年前に企業財務会計士案が出た時は袋叩きだったけど・・・

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    の様
    コメントありがとう御座います。
    試験の難易度を下げて、(努力をすれば)働きながら受かる試験にすべきと考えます。
    資格が競争から逃げるための手段として捉えられているように感じられ、非常に歯がゆいです。
    ただ、ブログでは偉そうに主張させていただいておりますが、自分自身が働かせていただいている現状は、少なからず資格のブランドに頼っている部分があると思っているため、情けなく思っております。

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