公認会計士試験合格者の現状

13 6月

企業法務戦士の雑感

「[法曹]今こそ必要なのは、発想の転換。」

http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20120604/1339082526

 

 上記ブログの弁護士を公認会計士に、法務部を経理・財務部にかえると、公認会計士の就職の現状にそのまま当てはまるのではないだろうか。

 大きく違うことは、公認会計士の就職では実務要件という大きな問題があることだ。

 就職は資格取得と結び付けられていることから、公認会計士試験合格者は就職先を自由に選べない。

 合格者数の問題と制度の問題は別個分けないと、減らせば良いという短絡的な結論になってしまう。

 まず、司法試験のように、資格取得までを制度として保証するべきだ。

 

資料1 

日本公認会計士政治連盟より

 http://cpa-seiren.jp/index.html

(2012年4月9日現在)

合格年度  合格者数 求職活動中

2011年度  1,447 539(37.25 %)

2010年度  1,923 238(12.40 %)

2009年度  1,916 115(6.00 %)

2008年度  3,024 92(3.04 %)

2007年度  2,695 73(2.71 %)

2006年度以前    43

合計  1,100

 2011年度合格者は2007年度・2008年度合格者が市場に吐き出されているあおりで、就職が厳しい。

 でも2008年度以前合格者で求職中が208人。

 これってどうなの?

 

資料2

求職活動中1,100人の年齢別内訳

20歳以上 25歳未満 313

25歳以上 30歳未満 408

30歳以上 35歳未満 236

35歳以上 40歳未満 96

40歳以上 47

合計 1,100

 未就職者のうち30歳未満が721人で65.5%、25歳未満でも313人で28.5%。

 厳しいなぁ。

 

資料3

2011年度実務補習生の就職状況

(2012年2月中旬のアンケート結果及び入所申込書)

監査法人 689人(47.2%)

共同事務所・個人の公認会計士事務所 28人(1.9%)

コンサルティング会社 27人(1.8%)

税理士事務所・税理士法人 51人(3.5%)

弁護士事務所・弁護士法人 3人(0.2%)

事業会社 159人(10.1%)

公的機関 11人(0.8%)

その他 16人(1.1%)

就職者数 984人(68.3%)

未就職者他 477人(31.7%)

合計1,461人

 合格者のうち最も多いのが監査法人の689人、ついで未就職が477人、事業会社が159人で、その次が専門職種の事務所となっている。

 事業会社への就職者が少ないのは、2008年度・2009年度の合格者が監査法人から大量に放出され、2011年度合格者は不利な状況に立たされているからだろう。

 資格取得のために就職先を選ばなければいけない制度を改正しない限り、合格者に苦しい状況は続く。

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One Reply to “公認会計士試験合格者の現状”

  1. まとめtyaiました【公認会計士試験合格者の現状】

    企業法務戦士の雑感「[法曹]今こそ必要なのは、発想の転換。」http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20120604/1339082526  上記ブログの弁護士を公認会計士に、法務部を経理・財務部にかえると、公認会計士の就職の現状にそのまま当てはまるのではないだろうか。 大きく違?…

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