Facebook

20 5月

 Facebookは上場によって、時価総額数兆円という資金を集めた。

 金融緩和によってもたらされた資金を吸い上げているだけなのかもしれないが、ポンと巨大企業が出現するアメリカの底力には圧倒される。

 注目を集めるFacebookだが、正直、私はその価値について今一つ理解していない。

 

・株価には一応の理由がある?

 Googleやappleとは異なり借入が無いことと、現金保有がすさまじいことが安心につながり株高の理由の一つになっているが、資産効率が悪いだけともいえる。

 そして、世界中でアカウント数は飛躍的に伸びていることや、閲覧数がGoogleを抜いたなどのネット利用時間が相対的に高いことなど、これからも発展が確約されていることから、ある意味安全な資産である。

 

・SNSとして優れているのだろうか?

 インターフェイスやセキュリティーなど、FacebookがほかのSNSと比較して優れているとは思わない。

 しかし、これだけ急激にアカウント数を伸ばしている理由は、ブランド力あるということに尽きる。

 「アラブの春」の主要な役割を果たしたことから、世界中にSNSの代表として認知されたからだ。

 すぐれたソフトが市場を席巻するわけではないこと、ひとつのソフトに市場のほとんどがもっていかれることから、Facebookはその性能にかかわらず、これからも成長していくだろう。

 

 Facebookは10年後にも残っているだろうか?

 Facebookは広告ビジネスであるが、GMがFacebookへの広告を中止するニュースが話題となった。

 GM全体の広告料からすれば軽微であったことや、Facebookの広告料収入にしてもGMの割合は少なかったことから、Facebookの経営に影響は無い。

 GMの撤退はGMのFacebookでの広告戦略がまずかったことが原因だが、Facebookの広告は万能ではないことを端的に物語っている。

 ネット広告がテレビ等の既存のメディアの需要を奪っている理由は、費用対効果、商品・サービスに興味のある消費者に直接訴えかけることができ、しかもその反応を詳細に知ることができるからだ。

 しかしFacebookは、この消費者の反応を広告主に伝えることが不十分であることが知られており、広告ビジネスを本業とする企業としては先行きに懸念を持つ理由ともなっている。

 マイクロソフトからgoogleへ、googleからFacebookへと主役の座が移り変わっているが、10年後にFacebookから今はない新しい主役へ移っていたとしても驚くべきことではないだろう。

 Facebookの次の主役は、Facebookのサードーパーティーかもしれないし、人工知能を用いた生活補助サービスかもしれない。

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