700ユーロ世代

15 4月

・若者の50%が失業している。

・若者は就職できたとしても、月給10万円に満たない。

・巨額の国債を発行しており、実質的に財政破綻している。

・政治家は、「経済が復調すれば借金はすぐに返せる」と発言している。

 

 ギリシャは現在、上記の状況に置かれている。

 労働時間の短さや、勤労意欲の無さから、ギリシャが実質的な国家財政の破綻に置かれているのは自業自得と受け止められている。

 国家という単位で見れば、ギリシャは確かに根本的な問題があるかもしれないが、国家の内側を分解してみると、日本と同じ世代間格差の構図がある。

 

 先進諸外国の最大の政治課題が、中産階級の興隆になっている。

 中産階級を増やす施策が求められているが、現実的には、中産階級の既得権益を剥がすことがなによりも求められている。

 なぜなら、中産階級を増やすことは高度経済成長を成し遂げる以外にないが、それができるならどの諸外国の政治家も苦労していない。

 この10年を見ても、経済成長を図るための借金をもとにした支出は、その借金を超える効果をあげているとはいえない。

 そして政治は、既得権益を持つものを保護し、既得権益を持たない若者にすべてのつけを支払わせようとしている。

 

 ギリシャの置かれている状況をみていると、「日本の近い将来」と思わざるを得ない。

 若者の抗議は政治に届かず。

 そして、世代間格差を助長する政策のみが採用される。

 皮肉なことは、その中産階級になる希望を持てない若者世代と、中産階級であった若者の親世代が同居して、親世代によって養われている者が多いことだ。

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