コクリコ坂から

29 8月

 宮崎吾朗「コクリコ坂から」スタジオジブリを観てきた。

 原画展を観に行ったのに、実際の映画を観ないのはなんか間違ってるよな~とおもったからで、宮崎吾郎監督にも最近のスタジオジブリ作品にも特に期待はしていなかった。

 がしかし、観て非常に楽しかったしおもしろかった。

 

 作品を観ていてまず感じたことは、スタジオジブリの宮崎(家)の作品ではなく、夭逝した近藤善文の作品のようだと。

 近藤善文の「耳をすませば」は、ジブリ作品の中で2番目に好きな作品(一番は「風の谷のナウシカ」)で、大人になる一歩手前の少年少女が前に進もうとする青春の一ページを切取ったような微笑ましい映画だ。

 高畑とも宮崎とも違うスタジオジブリの味を生み出した近藤善文が生きていれば、宮崎駿の後を継ぐ監督として名を馳せただろう。

 「コクリコ坂から」はその味(近藤善文)を引き継いでいて、宮崎吾朗の次の作品も映画館で観たいと思わされた。

 

 カルチェラタン(作中の建物の名前)での生徒同士のやりとりは、大学時代を思い出して非常に懐かしい気持ちにさせられた。

 私は大学時代に汚くて臭い部室でどうでもいいことで青臭い内容を高尚な気持ちになって必死になって議論していたが、おんなじ様なことを作品の中の生徒同士がやっているからだ。

 50年ぐらい前という時代設定のはずなのに、生徒の考え方や行動に違和感無く共感してしまう自分がおもしろくなってしまい、かなり笑ってしまった。

このエントリーを Google ブックマーク に追加
LinkedIn にシェア
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です