電力ガラパゴス

28 8月

 日本の携帯電話は特異な発達を遂げた結果、日本以外では需要がないことから、ガラケー(ガラパゴスなケータイ電話)と呼ばれている。

 今、電力でもそのガラパゴス化が進行している。

 国民の利益を損ないながら、電力会社とその関係者のために。

 

 震災と津波と原発の災害によって、電力需給のひっ迫が国民に認識されている。

 電力会社は、昼間の電力需要が高くなる時間帯に電気料金を高くする制度を導入するために、スマートメーターの導入を進めようとしているが、ここに大きな問題が生じようとしている。

 互換性のないスマートメーターを、電力会社ごとに設置しようとしていることだ。

 電力不足が判明した時に、他の電力会社から電力をほとんど融通できないことに愕然とさせられた国民は多い。

 これは、電力会社ごとに縄張りをもち、その縄張りの中で権勢を誇っている反面、日本という国を電力会社ごとに分断していることを原因とする。

 電力の安定供給、競争による電力料金の値下げ、非常時の電力の相互供給という国民の利益・競争力向上のためには、電力会社ごとの分断を再度接続する必要がある。

 それなのに互換性の無いスマートメーターの普及によって、電力会社ごとに日本国の分断を強化しようとする動きがでているのは、滑稽としか言いようが無い。

 

 スマートメーターは、企画を統一し、消費者の電気料金に上乗せする形で機器費用を回収するべきである。

 今のままでは、電力が自由化されたときの新規業者の参入を阻む参入障壁にしかならない。

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