石巻市でのボランティア活動

10 4月

・ボランティアの活動

・石巻市での生活

・まっとうなボランティアが増えた

・音がしない、どこまでも見渡せる壊滅した地域

・備えるべきもの

 

・ボランティアの活動

 石巻市でのボランティア活動は、石巻専修大学にあるボランティアセンターで人数が集められ、9時から16時までと決まっており、16時に戻れるように依頼が終わっていなくても15時30分には現地での活動を終える。

 (朝は9時からはじめる必要はなく、11時や午後からでも問題ない)

 帽子、マスク、カッパ、ゴム手・軍手、長靴は個人装備であり個人で用意しなければならないが、一部貸し出しをしてくれる。

 一輪車やスコップ、現地までの移動手段はボランティアセンターが用意してくれているので、個人で用意する必要はない。

 ボランティアがやることは、ヘドロと瓦礫の撤去作業がすべてで、ひたすら体力勝負。

 ヘドロと瓦礫を掻き出して、道路脇に積み上げることを時間いっぱい繰り返す。

 家・店のなかのすべてを捨てて良いという場合、判断を住民がする場合、遺影・位牌だけ探して欲しいという場合など多少の違いはある。

 

・石巻市での生活

 ボランティアは石巻専修大学のグラウンドにテントを張って生活するが、水・電気は供給されないので、個人がすべて用意しなければならない。

 (石巻市の宿泊施設は順次営業再開している。)

 私は、朝はカロリーメイトと味噌汁。昼はカロリーメイトとパン。夜はインスタントラーメンでしのいだ。

 車でボランティアに来ている人に頼んで、少し離れた温泉に入りにいったり、スーパーで食料等を調達したり、外食したりもした。

 (実はそれがボランティアに行く最大の楽しみだったりする)

 

・まっとうなボランティアが増えた

 ボランティアといっても千差万別で、色んな人が来る。

 みんな自らの正義を胸に抱き遠いところからくるのだから、自らの正義を実現しようとして結果として厄介なことになることがある。

 中越地震ではそうした厄介なボランティアを何人も相手にしたが、今回はほとんどいなかった。

 ボランティア活動で大切なことは、無理をせず怪我をしないことだ。

 無理をして翌日に支障をきたすようであれば、ただ効率が悪く、どんどん疲れがたまり、依頼した住民の方に余計な心配をさせてしまう。

 そして、怪我をすれば、震災で心理的に大きな負担を既に負っている住民に、「私が依頼したせいでこの人は怪我をした」と、さらなる心理的負担をしょわせてしまう。

 この無理をせず、怪我をしないという当たり前のことを理解せず、「ボランティアなんだからいくらでも無理をして、怪我を恐れるな」という人に合わなかったから、本当に良かった。

 

・音がしない、どこまでも見渡せる壊滅した地域

 津波によって瓦礫に覆われて家はないが、家の土台だけがある壊滅した地域は、沿岸部には多々ある。

 そこに立つと、音が無く静かだ。

 南三陸町の中心街だったところでは、自衛隊・警察と撤去業者がいるだけで、生活をする人たちはいない。

 普段視界を遮る家や建物がないため、山を見渡すことができる。

 

・備えるべきもの

 救助のために地域に用意しておくべきもの。バール、ロープ、ガソリンのチェーンソー、ハンマー、ジャッキ。

 ヘドロを書き出すときに使う道具。スコップ、バケツ、一輪車、土嚢袋、デッキブラシ。個人は、カッパ、長靴、ゴム手袋、帽子、マスク。

このエントリーを Google ブックマーク に追加
LinkedIn にシェア
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です