日本の底力

26 2月

 韓国はトップセールスによって次々に巨額の受注を獲得しているといわれているが、実はそうでもなく、危機感をもった先進国(日本を含む)の巻き返しを受けて苦戦している。

 (原発の受注事業もトルコでは日本に、ベトナムではロシアと日本に韓国は受注競争で敗れている)

 なぜ韓国は苦戦しているのか?

 それは、単純な技術や価格では勝っていることがあっても、総合力がまだまだ劣っているからだ。

 (もちろん今後10年間で急速に総合力を高めると思うが)

 

 トルコ原発の受注競争では、国内の金融機関の差が明暗を分けた。

 従来、建設費用を国家が全額負担するが、トルコ原発では建設費用の大部分(70%)を受注側が負担し、電気料金によって投資額を回収するという方式が採られた。

 この方式では、建設費用の借入費用=金利(利子率)をいかに安くすることができるかが重要になる。

 韓国では国内で巨額の建設費用をまかなうことができず国際市場から借り入れなければならないが、韓国の金融機関は経験が不足しているから外国金融機関を頼って資金を集めなければならないため、高い金利を支払わなければならない。

 対して日本は、国内では資金が余り投資先を探していることと、国際市場から資金を集める経験を積んでいることから、低い金利ですむ。

 金融機関の差が金利の差を生み、受注競争に日本は勝ったのだ。

 

 韓国脅威論、中国脅威論は盛んに喧伝されているが、日本の底力、日本の総合力というものを過小評価していないだろうか。

 世界で日本が埋没しているといわれているが、中東の革命やイラン・北朝鮮の核開発などの問題を起こさない安定していて優良な国家であり安心して見ていられるからだ。

 日本人は日本という国家をあまりにも自虐的に評価していると、私は考える。

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