ウィキリークスと日本

24 2月

・機密は漏れることを前提に考えなければならない

・日本はウィキリークスが生まれる前の段階にも達していない

・日本に関する機密が近いうちに公開される

 

・機密は漏れることを前提に考えなければならない

 情報を漏らさないためには、それにかかわった全ての人間が情報を漏らさないように努力しなければならないが、情報にかかわる全ての人間が情報を秘匿することに価値を見出していることが前提となる。

 国家権力が情報を秘匿し恣意的に国家を運用しようとするほど、情報を秘匿する価値は見出しにくくなり、情報漏えいの危険性は高くなる。

 国家、国益を損ねるために情報を漏洩するのではなく、国家、国益のために情報を漏洩させるのだ。

 他国との戦争が起きることが現実的でなく、個人の自由と尊厳がこれまでになく高まっている現代において、国家が情報を秘匿することの必要性は限りなく少なくなっているから、国家機密は限りなく漏洩される。

 情報漏えいのリスクはセキュリティーの問題ではなく、情報を秘匿しようとすること自体がリスクになる時代になっているのであり、情報が漏れることを前提に国家を運営しなければならない。

 

・日本はウィキリークスが生まれる前の段階にも達していない

 ウィキリークスは国家権力の情報統制、資本による報道規制により、権力を批判するという報道の機能が低下している反動から生まれたものである。

 しかし、日本では政府系報道機関(記者クラブ)が新聞とテレビを牛耳り、権力を批判する本来の役割を果たす報道機関は弱い。

 自ら政府系報道機関に成り果てる新聞・テレビしかない国なのだから、報道の機能が低下する以前の問題だ。

 

・日本に関する機密が近いうちに公開される

 ウィキリークス代表のアサンジ氏は、日本に関するスクープを公開する準備をしていると公言している。

 どのような種類のスクープなのかは現時点で不明であるが、どんなに重要で深刻なスクープであっても、テレビ・新聞が取り上げなければ多くの国民は知ることは無い。

 政府系報道機関(記者クラブ)が、スクープをきちんと報道することを期待したい。

 アメリカ絡みのスクープである場合、その期待はほとんどできないが・・・

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