今考える、公認会計士試験のポイント

21 1月

 公認会計士試験を振り返って、どんな勉強が必要なのか、優先順位について考察してみる。

 

監査論

・監査基準の前文

 論文試験は、前文に書いてあることを角度を変えて問うてるだけ。

 前文を理解することがまず求められるし、それを書ければ上位を狙える。

・倫理規則

 公認会計士協会にある公認会計士の倫理規則。

 不正が問題になっている社会情勢を反映して、たまに出題される。

 一度は読み、理解しておく必要がある。

 

租税法

・実務的な基礎

 中小企業と租税特別措置法は出題されないし、出題されたとしてもごく一部しかとれないため無視してよい。

 (私もこれらはまったく無視し勉強しませんでした)

 むしろ、「どのような場合」に、どのような加算減算をするのかという、「当

たり前の計算」しか出題されない。

・判例

 理論は判例中心で出題される。

 特に法人税法22条の判例は押えておくべきで、過去試験で22条が出題されなかったことは無い。

 

会計学(管理会計)

・原価計算のポイント

 原価計算の目的はすべて「正確な原価計算」と「原価管理」に集約される。

 つまり、理論で困ったら、このどちらかに沿って書けば得点できる。

・管理会計のポイント

 「目的適合性」が重要。

 管理会計のツールを使うことが目的ではなく、目的に適したツールを使うという点で思考する必要がある。

 目的を常に考え、なぜこのツールを用いるのかという点で解答しなければならない。

・計算

 日商簿記1級の工業簿記・原価計算以上の問題は出題されない。

 出題されたとしても、誰も(ほとんど)解けない。

 

会計学(財務会計)

・会計基準の「結論の背景」

 すべての受験生が押さえている点であり、必ず出題されることから落としてはいけない。

・概念フレームワーク

 最優先事項は、定義を覚えること。

 (資産、負債、純資産、利益、収益、費用は必須)

 次に全体を読んで理解する。

 良く分からない問題は、すべて概念フレームワークに書かれていることを別の角度で聞いているだけにすぎない。

・桜井久勝「財務会計講義」

 上述以外で必要な最低限の論点を書いてある。

 

企業法

・神田英樹「会社法」

 小さい文字で書いてある、判例百選の解説は全て読み、理解し、重要なキーワードは記憶しておく必要がある。

・会社法の条文構成、目次

 会社法の学習で重要なことは、目次を読むこと。

 なぜこのような条文構成になっているのか? それを目次から考える癖をつけておく必要がある。

 なぜなら、ひたすら条文の羅列を求める問題が必ず出題されており、そのときに目次から考えられなければほとんど解答できないため。

 

 経済学

・基礎的な計算のみ理解し解けるようにする

 複雑な計算問題、数学は出題されないし、出題されたとしても合否には影響しない。

 どのテキストにも載っているような計算を、当たり前に解けるようにする。

・日経新聞程度の基礎的な経済用語を覚える

 典型的な経済学の用語、テレビ新聞で伝えられる用語しか出題されない。

 細かい用語を覚えるのではなく、自然に耳に入ってきた用語を覚えるようにするほうが良い。

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