「嵐」・「AKB48」、シングルトップ10独占

20 12月

 「第43回オリコン年間ランキング2010」で、「嵐」と「AKB48」がシングルトップ10を独占した。

 これは果たして音楽業界にとって良いことなのだろうか?

 私は音楽業界が末期症状にあり、最悪の状態であると考える。

 

 二つのグループが独占するということは、二つのグループ以外の消費者層以外がCDを買わなくなっている、ということの裏返しだ。

 幅広い年齢層で売れなくなっているということは、つまり消費者層が限定され、売り上げがこれからも落ちることを示していることが、最悪の状態であると考える理由の一つ目だ。

 放送業界など音楽業界を取り巻く産業が、特定のグループに集中し、新しい才能の発掘に消極的になっていることが二つ目の理由だ。

 「マスコミが取り上げる、売れる、売れるからマスコミが取り上げる、さらに売れる」という循環によって、シングルトップ10の独占がなされた。

 マスコミは、新しい才能や可能性を発掘してきたが、経営環境の悪化からその機能を放棄した。

 新人が出ずらい状況は新陳代謝が滞るということであり、新陳代謝が滞れば、例外無く衰退する。

 

 多様性の喪失は、環境適応力の低下を意味する。

 多様性を喪失した音楽業界は、社会環境の変化に対応できず、これからも産業規模が縮小されていくだろう。

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