コップの中の戦争

25 3月

 鳩山邦夫氏の自民党離党と、民主党生方幸夫氏の副幹事長解任と続行。

 党というコップの中の戦争を盛んにマスコミは取り上げ報道している。

 私はそんな、コップの中の戦争が重要なことだとは思えない。

 

 鳩山邦夫氏は、母親からの献金問題で傷を負い、存在感を示すために離党したが、誰もついてこなかった。

 政界再編のきっかけにしようという主張であったが、みんなの党の二番煎じであること、理念がないこと、場当たり的であることが、だれもついてこない原因であろう。

 政党から離脱することは、政治家として主義主張が異なればしてもかまわない。

 ただ、マスコミが自民党の内紛として書き立てているが、日本社会にとってどのような意味があると考えて書いているのだろうか?

 だれが自民党から離党しようがどうでも良い。

 

 民主党の生方幸夫氏は、民主党の執行部の会議によく欠席し、そこで発言するわけでもないのに、民主党の外で発言する。

 産経新聞は、生方氏を利用し小沢氏を批判する記事を載せる。

 そうすれば党内でごたつくことはわかっているから、民主党7奉行という知名度のある議員に取材し、小沢批判を加速させる。

 一連の生方解任騒動は、マスコミの小沢批判を作り出すマッチポンプである。

 産経新聞は民主党叩きを社是とする新聞であるし、小沢氏と民主党を叩くことができること、生方氏は、存在感を示すことが目的であろう。

 

 たとえば、取締役が取締役会で活発に発言することは当然のことだ。

 しかし、取締役会にあまり出席せず、何も発言しないのに、外で社長の悪口を吹聴していれば当然解任される。

 生方氏は副幹事長という地位にありながら、内では発言せず、外で吹聴したのだから解任は当然であるし、生方氏はまず民主党執行部内で発言し努力するのが道理ではないのか?

 生方氏の解任を小沢氏の粛清として批判の論陣を書くマスコミが張るのはおかしい。

 

 民主党内でだれが解任されたかどうかは、そんなに重要なことなのだろうか?

 解任によって、個別具体的な政策に影響があるのならば報道の意味はあるが。

 党内の力関係や人間関係を報道する時間があるのならば、予算委員会の議論を報道すべきではないのか?

 

 私は、党というコップの中の戦争をおもしろがって報道するマスコミに飽き飽きしている。

 コップの中の戦争にどれだけ報道する価値があるのか。

 公共の電波の大部分を割くほどの価値があるものなのか?

 マスコミの政局好きは今に始まったことではないが、自分たちの趣味を公共の電波で垂れ流すことこそ、コップの中の戦争よりも問題ではないだろうか。

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