第11回農心辛ラーメン杯 韓国の優勝

14 3月

 第11回農心辛ラーメン杯・世界囲碁最強戦は、日本、中国、韓国の各5人による勝ち抜き団体戦だ。

 李昌鎬(韓国)(34)が常昊九段(中国)(33)に逆転勝利し、優勝を決めた。

 2000年から開催された大会であるが、日本の優勝は2006年の一回しかない。

 

 囲碁は中国が発祥であり、それが平安時代には日本にわたり、1990年代まで日本において発展してきた。

 しかし、1990年以降は、まず韓国に追い越され、2000年後半以降は中国が韓国を追い抜いたという状況だ。

 韓国囲碁界は、日本に囲碁留学した人材が支えてきたが、日本に囲碁留学経験の無い李昌鎬の出現により、国際棋戦で日本は韓国に遅れをとるようになる。(それまでは日本が一強の時代だった)

 中国はながらく低迷していたが、故藤沢秀行名誉棋聖が訪中団など中国囲碁界の発展に尽力し、そして、国家による支援があり、現在中国が実力、人材の厚み、そして囲碁人気とも世界一といえる状況になった。

 

 国際棋戦において日本の低迷は著しい。

 なぜ低迷しているのか?

 持ち時間などのルールや棋風、国家による支援など様々に挙げられる。

 私は、国際棋戦よりも国内棋戦の日程が優先され、トップ棋士の出場が許されないという馬鹿らしいことがもっとも大きな理由であると考える。

 タイトルホルダーがタイトル戦の日程とかぶる国際棋戦に出場できないことはまだわかるが、その挑戦者になる可能性がある棋士すべてがその国際棋戦に出場できないということがある。

 タイトルに挑戦できる棋士とはつまり、今もっとも打てている棋士ということだ。

 そうした棋士が出場できないのだから、勝てないのは当たり前といえる。

 

 スポンサーが大事なのはプロとして当然であるから、国内棋戦を優先させる理由は理解できる。

 しかし、中国や韓国では国際棋戦で勝つこと、優勝することはニュースなどで速報されるなど囲碁はとても盛んであり、そうした海外での需要を取りこぼしていないだろうか。

 日本の囲碁界は、内向き志向をやめて、外需を求めて積極的に打って出るべきだ。

 日本がナンバーワンであった時代ではないのだから。

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