トヨタが抱える本当の問題

18 2月

 トヨタはリコールの原因となったアクセルペダルの不具合などで「欠陥隠し」の疑いなどで、アメリカで厳しく追求されている。

 オバマ政権が中間選挙に備えて、中国や日本などを叩く一環であるという指摘もあり、本当にトヨタの車の品質がリコールに相当するものなのかという疑問がある。

 私は今回の一連の騒動で、トヨタの企業体質がリコール以上の深刻な問題であると感じている。

 

 「欠陥隠し」などの指摘がなされ際に、記者会見で説明し対応にあたったのは横山裕行常務役員(品質保証担当)であり、リコールの届出も横山常務が行った。(リコールの記者会見は豊田社長自らおこなったが)

 2010年2月24日や、3月2日にあるアメリカの公聴会には、豊田社長以外の者が出席する予定で、豊田社長は公聴会以後に訪米する予定である。

 公聴会に出席すれば、選挙を控えた議員から厳しい追及を受けるのは間違いない。

 しかし、公聴会に出席し自らの正当性と誠実な対応を示すことは、トヨタブランドの回復には欠かせない作業なのだから、出席することは最高責任者として当然の義務である。

 

 リーマンショック後の経済危機に対応するために、創業者一族である豊田章氏が社長に就任し、強いリーダーシップを発揮して全社一丸となって対応すると言われていた。

 F1からの撤退やプリウスの低価格戦略など、トヨタとして自発的な行為は豊田社長が発表してきたが、今回のように受動的な問題に対しては、豊田社長は出てこない。

 

 今回のトヨタの対応は、顧客やトヨタではなく、創業者一族の豊田家を守ろうとしているように感じられる。

 批判を受けて泥をかぶる作業は下の者がやり、創業者一族である豊田章社長は批判の矢面に立たないように。

 創業者一族を奉るだけの組織にトヨタがなっているようにみえることが、一番の問題であると私は考える。

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