ウィニーが違法ならwindowsも違法では?

14 10月

 ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)の開発者が、違法なデータ交換を助長したとして著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われた。

 論点は、ウィニーの価値と、違法なデータ交換を助長させたかであるが、ここではウィニーの価値について述べる。

 

 大阪高裁は、ウィニーを価値中立であるとした。(これは、通信の秘密を保持しつつ効率的に可能にする有用性があるとした反面、著作権の侵害にも用い得るという問題点を指摘して、価値は中立が相当であるとした。)

 いわば、使うもの次第で有用なソフトにもなれば、人に害悪を与えるソフトにもなるということであるが、これはなにもウィニーに限った話ではない。

 ウィニーでは、映画や音楽などの違法なデータ交換が問題となっている。しかしこのウィニーはwindows上で動作するソフトである。また、映画や音楽もwindows上で視聴することができる。

 つまり、windowsがなければ違法なデータ交換はできないし、視聴することが困難(手間がかかる)になる。

 しかし、「windowsを著作権を侵害する有害なソフトである」。または、「windowsの製作者のビルゲイツを著作権法違反幇助で訴える」といった話は聞かない。

 

 包丁は、使う人によっては人を刺す道具であるし、感動させる料理を作るための道具にもなる。

 ウィニーやその製作者には罪は無い。

 違法なデータ交換にウィニーを用いる者に罪がある。

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