GMの解体と再編

30 6月

 アメリカの象徴であるGMが倒産を経てスリム化し、力強い企業になるべく組織再編することは、連日のように報道されている。

 GMに限らず自動車産業はいま激動の中にあり、GMの今後の業績は非常に不透明な状態にある。

 激動と表現したが、これは、リーマンショックによる不況を指すのではない。

 電気自動車など、ポストガソリン車に向けて混迷を極めていることにある。

 

 部品点数を見ると、ガソリン自動車は約3万点に対し、電気自動車は3000と、十分の1である。

 この部品点数の少なさが、参入障壁を低くし、既存の自動車会社以外の会社からの参入を可能とする。

 GMやトヨタに限らず、既存の自動車会社は、一つ対応を間違えれば新規企業に追い落とされる可能性が高くなったのである。

 

 GMは利益を上げる会社作りにまい進すると同時に、次世代への対応をしなければならない。

 20年以上環境対応などを怠ってきたGMにとってこれは容易なことではない。

 しかし、このまま倒産せずにポストガソリン車競争に向けて進んでいれば、間違いなく再起不能な状態に陥っていただろう。

 ポストガソリン車競争が本格化した今だからこそぎりぎり間に合う可能性もある。

 

 次世代産業への対応。

 これが、GMに限らない大きな再編をうながすことになるのは間違いない。

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